リアルボイス

2022.07.14

口元からお客様の「こうなりたい」をかなえる仕事──審美歯科ならではの魅力とは?

#スタッフ紹介#お仕事紹介#中途採用

PROFILE

湘南歯科クリニック大阪心斎橋院の歯科衛生士。2021年6月にSBCメディカルグループ(以下SBC)へ入社。

今回は湘南歯科クリニック大阪心斎橋院の歯科衛生士、近藤さんに審美歯科の魅力や仕事のやりがいをお聞きしました。

口元のコンプレックスを解消できる。一般歯科と審美歯科の違いとは。

はじめに、歯科衛生士の業務内容について教えていただけますか?

湘南歯科クリニックは、セラミック治療やインプラント、マウスピース矯正などを扱っている審美歯科のクリニックです。さまざまな治療がある中で、歯科衛生士は、診療補助やセラミックの仮歯作製、ホワイトニングなど幅広い業務を行います。

一般歯科は、機能的な改善を目的とした保険範囲内の治療を行っていますが、審美歯科は自由診療のため、一般歯科に加えて歯の形や色など見た目の美しさも追及することができ、治療の範囲が決まっていないことが特徴です。また、お客様のご希望に沿った色や形などを、短期間で自由に変えられることが魅力だと思います。

ただ、審美歯科は、口腔トラブルの治療をメインで扱う一般歯科とは治療内容が異なるため、抵抗感を持つ歯科衛生士が多いことも事実です。

確かに予防メインの一般歯科と違って、抵抗がある歯科衛生士も多いと聞きます。近藤さんは、審美歯科への抵抗はなかったのでしょうか?

実は、私も入社前は少し抵抗がありました。健康な歯を削るって、やっぱり怖いじゃないですか?でも、実際に入社してみると、そもそもお客様の求めているものが一般歯科と審美歯科では全く違うことが分かったんです。

1番の違いは、審美歯科に来院されるお客様は『口元のコンプレックスを解消したい』と強く願っていること。理想の口元になるために希望されている治療を、私たち歯科衛生士が行うことで、多くのお客様を幸せにすることができるのだと気付きました。

確かに、一般歯科では、口元のコンプレックスを解消する機会はあまりなさそうですよね。

一般歯科は、虫歯治療などの機能的な改善が目的なので、審美歯科とは扱っている治療内容も効果も全く違います。今のクリニックで働くまでは、お客様の口元のコンプレックス解消について考えたことがありませんでした。

現在はお客様のお悩みをいかに解決できるかを考える必要があるため、正直、審美歯科で働く歯科衛生士に求められるスキルが幅広いことは確かです。たとえば、歯の形や色。『今よりも歯の形は小さく、色は白くなるようにしたい』というお客様もいれば、『歯の形は今と同じ、色は自然に』と希望される方もいます。来院されるお客様は、見た目へのこだわりを強く持っており、全員が同じ要望ではないので、その人に合った治療を行います。

少しでもお客様のイメージしているデザインと異なっていると、不信感につながりかねません。だからこそ、日々の技術練習や正しい知識の習得が大切なんです。

「こんなに自信を持って笑えるんだ……!」歯科矯正の経験が転職のきっかけに

元々、近藤さんは一般歯科と訪問歯科で6年間勤務していたんですよね。何か、審美歯科に興味を持つきっかけがあったのでしょうか?

以前から、自分の歯並びにコンプレックスを感じていたのですが、マウスピース矯正を知り、矯正を始めたことがきっかけです。マウスピース矯正は、即効性のある治療ではありませんが、ゆっくり時間をかけていく中で歯並びがキレイになっていくことにすごく感動したことを覚えています。歯並びがきれいになることで、『こんなに自信をもって笑えるんだ……!』って。その経験から審美歯科に興味を持ち始めました。

様々な審美歯科のクリニックがある中で、湘南歯科クリニックを選んだ決め手はどこにあったのでしょうか?

歯科衛生士として幅広い業務に携われて、スキルアップもできるクリニックを軸に探していた時に、SBCの求人を見つけました。選考前に、まずはクリニックの雰囲気や働いている人知るために、湘南歯科クリニックの院内見学へ行き、クリニックの方と話す機会をいただきました。

その時に、『一般歯科の勤務経験しかないことが不安だ』と相談したのですが、『ほとんどのスタッフが審美歯科未経験で入社しています。研修体制がしっかりしていて、基礎から学べるので安心してくださいね!』と回答してくれて、すごく安心できたんですよね。

さらに、SBCが掲げている、お客様良し・社会良し・スタッフ良しの“究極の三方良しを実現する”という経営理念にも惹かれ、SBCで色々学んでいきたいと思い入社を決めました。

実際に、働き始めていかがですか?

前職の訪問歯科では患者様がご高齢ということもあり、フレンドリーな対応を心がけていたのですが、SBCに入社し改めて敬語などの言葉遣いや接遇を研修で学びなおしました。SBCは接遇にかなり力を入れているんです。

また、入社前からある程度は審美歯科の歯科衛生士業務は理解していたのですが、セラミックが出来上がるまでの仮歯作製や、マウスピース矯正の技術習得には苦戦しました。

最初は、プリセプター(教育担当)の先輩の治療を見学したり、先輩スタッフに技術練習に付き合ってもらい、隙間時間や営業前にひたすら練習しました。

すると、何度も繰り返しているうちに、周囲のスタッフから『ある程度できているから自信もって!』と声をかけてもらえるようになったんです。この時は、本当にうれしかったです。頑張ってよかったなと思いました。

お客様を失望させてしまった過去。悔しさを糧に、努力を重ねる

周囲の声掛けやサポートがあると頑張れますよね!今まで、記憶に残っているエピソードはありますか?

以前、セラミック希望のお客様の仮歯作製を担当したのですが、デザインが上手くいかなかっただけでなく、かみ合わせも悪くなってしまったんです。お客様から『当初の形に戻してほしい』とご指摘をいただき、すぐに修正に取り掛かろうとしました。

ところが、当日に修正をすると、お客様から事前に聞いていたクリニックを出る希望時間には間に合わないことが判明。きちんと説明や謝罪をして、最後まで対応をさせていただきましたが、お客様には不信感を抱かせてしまいました。

見た目に変化がある治療だからこそ、細かい技術が求められるのですね。失敗から学んだことはありましたか?

セラミックは短くても2~3時間かかる治療です。細かい作業が多い中で、1つのミスに気づかずに治療を進めてしまうと全体のバランスが崩れてしまい、やり直すことも。それにより、治療時間が伸びてしまい、お客様にご迷惑をおかけすることもあります。そのため、一つひとつの作業を丁寧に、とはいえスピード感を持って効率良く行うことが大切だとあらためて感じました。

特に仮歯は、お客様の要望をどこまで再現できるかによって、お客様の満足度も変わってきます。お客様からご指摘いただき、当時はとてもへこみましたが、技術面を磨くために今まで以上に先輩に協力してもらい、模型を使いながら練習を重ねています

前向きな姿勢が素敵です!そのほか、技術習得のために取り組んでいることはありますか?

全国のクリニックで統一されている治療ごとのマニュアルがあるので、我流のやり方にならないよう、常に目を通すように意識しています。そのほか、院内でも知識や技術に関する勉強会が定期的に実施されています。それにより、クリニック全体のスキルレベルが上がり、お客様への安心感や満足度につながるため、すごく良い取り組みだと思っています。

さらに、SBCでは困っていると『どうしたの?』と声をかけてくれるスタッフが多いんです。一人の力ではここまで成長できなかったので、周りの環境に恵まれているなと感じています。

新たなスキルを身に付けることは簡単ではありませんが、たくさんの先輩スタッフに協力してもらいながら、少しずつ着実にスキルアップができる環境なので、「素直に吸収する力があれば、着実にできることが増えていく」と実感しています。

お客様一人ひとりに合わせた、最適なご提案ができる歯科衛生士を目指して

近藤さんはSBCに入社して1年経ちますが、今後の目標はありますか?

今までは自分のことで精一杯でしたが、少しずつできることが増えてきたので、お客様の要望を伺うだけでなく、お客様にとって一番いいプランを提案できる歯科衛生士になりたいです。

たとえば、ホワイトニングで通ってくださっているお客様から、『歯並びが気になるからセラミック治療がしたい』という相談を受けたとします。歯の状態によっては、セラミックではなく、矯正歯科治療できれいになる可能性もあるので、それぞれの治療のメリットやデメリットを理解した上で最適な治療を提案していきたいですね。

また、新人の教育にも携わりたいと思っています。これから、新人育成をするための心構えや向き合い方などを学ぶ社内研修にも参加予定です。機会があれば他院にヘルプへ行き、今以上にスキルアップしたうえで、今度は教える立場として頑張りたいですね。

素敵な目標ですね。なぜ、他院ヘルプに行ってみたいのでしょうか?

SBCは、治療や接客方法がマニュアル化されているため、全国のクリニックで提供するサービスは統一されています。しかし、各院それぞれでお客様のために何ができるだろうか?と工夫や改善を日々行っています。接客方法や機材の置き方、治療方法など、工夫していることがたくさんあると思うので、大阪心斎橋院とは違ったことが学べると思うんですよね。

さらに、他院勤務の気づきを所属院で共有することで、職場環境の改善や業務改善にもつながるはずです。大阪心斎橋院では、年齢や社歴関係なく、意見を言い合える雰囲気があります。いつも先輩方の意見を聞く側なので、クリニックをもっとよくするために、私から様々なことを発信していきたいです。

最後に、湘南歯科クリニックに興味を持っている求職者の方にメッセージをお願い致します。

SBCに入社するまでは、歯科衛生士としての技術や知識がこんなに求められると思っていませんでした。技術習得には苦戦もしましたが、様々な経験を通してより深い専門スキルを身に付けられていると感じています。

私も昔は、審美歯科に対してあまり良いイメージを持っていませんでしたが、マウスピース矯正の経験を経てコンプレックスが解消されることの喜びを感じることが出来ました。

転職活動をされている方の中にも、未経験で不安に感じている方や、審美歯科に興味はあるが踏みとどまっている方も多くいらっしゃると思うんです。そういう方には、まずはクリニックの見学に来てもらいたいですね。お客様の喜ぶ顔や風通しの良い社風が見え、審美歯科へのイメージが変わってくると思います。

本日は素敵なお話をありがとうございました!

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