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一生懸命になればなるほど人は離れていきました。苦しい時代を乗り越え、信頼を集める先輩看護師になれた理由とは?

PROFILE.
伊藤亜希(いとう・あき)。
湘南メディカルクリニック新宿院看護師。2010年入職。
前職は個人経営の美容外科でカウンセラーを担当する看護師。

湘南メディカルクリニック新宿院、看護師「伊藤亜希」

2015年に湘南メディカルクリニック新宿院(以下、SMC新宿院)に入職した新人看護師、松永真佳(写真左)は、プリセプターの伊藤についてこう語る。

「伊藤さんは、みんなを引っ張ってくれる存在です。普段は優しいのですが、注意をする場面ではビシッと指摘するなどメリハリをつけて指導してくれます。伊藤さんがプリセプターでなければ、こんなに短期間で成長出来なかったと思います」

プリセプターとは新人看護師の指導・教育を行う先輩看護師のことである。後輩松永から頼れる存在と慕われ、クリニックの看護師たちを支えているのが今回紹介するSMC新宿院の看護師、伊藤亜希だ。松永の言葉を伝え、「こんなに尊敬されるなんて、凄いですね!」と言うと、伊藤は大きく首を振った。

「そんなことないんです。私が本当に凄い人だったら、あんな苦い想いを周囲にさせることはなかったし…。過去を消したいと思うこともあります。でも、今評価していただけるのは多くの人と関わる中で、自分を変えることができたおかげなんです。だから湘南美容外科グループで出会った人たち全員に感謝しています」

彼女は過去から何を学び、どう変化して、現在の信頼を勝ち得たのか。今回のスポットライトは伊藤の「変わる力」に焦点を当てる。

先輩にしごかれた、大学病院時代

湘南美容外科に入職する前、伊藤は関西の大学病院の救急科で看護師として働いていた。初めて働いた職場は21歳の伊藤の想像を遥かに超えて過酷な環境だった。

「出来ない自分が悔しい毎日でした。厳しい先輩たちに監視されているようなプレッシャーと、救急科での忙しさからストレスがどんどん溜まり、血尿も出たし、薬を飲んでも眠れなかったです。夜勤で肌は荒れるし、余裕が無いから彼氏にも優しくなれない。痩せたり、太ったりを繰り返す。きちんと結果を出せない自分にイラついていました」

伊藤は人一倍自分に厳しい。周囲から褒められて育った感覚が薄いことが原因の一端かもしれない。そんな彼女の性格と激務、人間関係のプレッシャーが混ざり合い、苦しい日々が続いた。

「先輩からの注意も本当に怖くて、どうしてこんな理不尽な怒り方をされるんだろうと悔しかったです」

根拠のある叱りなら納得できるが、感情を当たり散らすだけの怒りには行き場のない苦しさだけが湧いてくる。経験が少なく、技術が低い自分が悔しくてトイレに駆け込み泣いていた。

「『伊藤さんじゃないとお風呂に入らない』とまで言ってくださる患者さん方がいたので、続けられたのかもしれません」

自らを「お節介焼き」という伊藤にとって、看護師という職業は向いていたのであろう。厳しい先輩ばかりで安らぐ暇もなかった7年間をなんとか乗り切り、一通りの知識を身につけた上で、伊藤は次のステップを歩むために退職した。

この先輩にしごかれた大学病院看護師時代が、湘南美容外科グループでの伊藤のあり方に大きな影響を与えることになる。

からまわりしていた、湘南美容外科心斎橋院時代

2010年に湘南美容外科グループ心斎橋院に看護師として入職した伊藤。当時の自分を振りかえると「超嫌な人」だったという。

「大学病院で怖い先輩たちを見てきたので、自分がある程度厳しいことを言っても、まだ大丈夫だろうと甘えていたんです『え?どうしてそれやらないの。理由ある?』と淡々と叱る、嫌な先輩でしたね」

4年間所属していた心斎橋院で、最初の1年間が最も辛い状況だった。自分に対して厳しい伊藤は同じ努力を相手にも求めてしまう。「私は実力がないからこそ目標と現状のギャップを必死に埋めようとしているのに、どうしてあなたは落ち込むだけで何も行動を起こさないの?」「私と違って、本当はもっと出来る人なはずなのに、どうしてやらないの?」もどかしさを感じ、思ったことがそのまま口から出るのを止められなかった。

「私が部屋に入ると皆が静まり返ることもありました。当時は皆のために一生懸命やっていたつもりでしたが、今思えば心斎橋院のスタッフさんたちに、何もしてあげられなかったんだなって思います」

怒るのはその人に期待をしているから。本当に嫌いであれば、エネルギーを割いて注意したりしない。そんな伊藤の情熱が伝わったのか、徐々に伊藤を理解してくれるスタッフは増えていったものの、伊藤自身が納得のいく伝え方を完璧に出来たという実感はなかった。

「伝え方やコーチングの本も随分読みましたし、ビジネスや自己啓発のセミナーにも行きました。高額だったのは宿泊費も込みで70万円くらいのものでしたね。休みをとって、6日間でチームビルディングを学ぶセミナーに参加したんです。経営者の方ばかりで場違いかとも思いましたが、それよりも変わりたいという必死な気持ちが強かったです」

当時、心斎橋院で副主任を務めていた伊藤。思い通りにチームワークが機能せず、何とか突破口を見出したいと思って臨んだセミナーだった。身銭を切って、時間を使って、そこまで行動できた理由は何だったのだろうか。伊藤は「叱り役・教育役を任されている自分は、期待に応えないといけないと思い込んでいたから」だと話す。

「きつくすればするほど、一生懸命になればなるほど人は離れていきました。あんなに努力したのに上手くいかなかった最大の原因は、自分じゃなくて、相手を変えようとしてしまったことだと思います」

身をもって学んだ経験が活かされ始めたのは、現在の職場であるSMC新宿院に異動してからだった。

自分を変えようと思った、湘南メディカルクリニック新宿院(SMC新宿院)

大阪の湘南美容外科心斎橋院から、東京のSMC新宿院への異動は「変わるチャンス」を伊藤に与えた。関西から関東という土地の変化や、美容外科ではなく血管外科を中心に行うクリニックへの異動という変化。心機一転しようと思うには十分なきっかけだった。

自分の正しさを相手に押し付けてしまい、人間関係で苦しんでいた心斎橋院での経験。以前と同じやり方を繰り返せば結果が目に見えている。しかし、今ならば昔の自分を知らない新しいスタッフたちと一から関係性を構築できる。伊藤は自分を変えるため、新たな取り組みを始めた。

「1番意識して変えたのは、私の前提ですね」

以前は「何故できるのにやらないの?」とイライラしていた伊藤だが、今は「相手は精一杯頑張っている」という前提で相手の話を聞いている。自分と相手の基準は違う。決めつけてはいけない。一生懸命に頑張ってくれたおかげで10のうち、7まで出来ている。次は10を目指して欲しい。あなたなら出来ると思うんだけど、どう思う?と聞きだすような伝え方をしている。

「後は、ワンクッションを置くようにしています。う!言いたい!と思うようなことが起こったら、とりあえず渡邊マネージャーの所に行くんです。『こういうことがあったので、こう言おうと思うんだけど、どう思う?』と聞くことで心を落ち着かせて意見を聞いてから、フィードバックするようにしています」

後輩に指導する伊藤を見ていると、「ありがとう」という言葉を多く掛けていることに気づく。厳しい注意をしたとしても、すぐにフォローや笑いを入れ、単に「怒られた」という感情だけが残らないようにしていた。こうした伊藤の変化に周囲も思うところがあったようだ。SMC新宿院に異動になってから半年後、心斎橋院で共に働いていた医師と再開する機会を得た。

「『すごく変わったね!雰囲気が全く違うよ!イライラしてないの?(笑)』って驚かれたんです。昔の自分を知っている人に言われたので嬉しかったですね」

自分が変われば自ずと、物事の受け取り方も変化する。以前は褒めてもらっても気づかないほど余裕がなかったが、今の職場では異なるようだ。

SMC院長の阿部先生は『伊藤さんは仕事ができ過ぎるから、ここは相手に合わせてこうやった方がいいと思うよ』とアドバイスしてくださいます。マネージャーの渡邊さんは『伊藤ちゃん、今凄く良い感じ!雰囲気が凄く優しいと思う!』って肯定してくれます」

承認を言葉で伝えるSMC新宿院の文化は心地が良い。肩の力が抜けた伊藤は新たな目標に向かって突き進んでいた。

人との縁が自分を変えた

「理想の先輩像は、気づきを与えられる人です」

1から10まで口を酸っぱくして説明するのではなく、自分で気づくきっかけを与えるように伝えるのが現在の課題だという。「ヒントを投げて、本人があっ!となった瞬間を見るのが教える醍醐味なんです」と話す伊藤の表情は明るい。

「湘南美容外科グループの仕事はチームワークが大事です。全員がリーダーという自覚を持ちつつ、連携を上手く取り合えればSMC新宿院は最強のチームになれます。一人一人の強みをもっと引き出していきたいですね」

「チームワークを重んじる」とは、湘南美容外科グループのバリュー12カ条の1つである。会社全体で大事にしている価値観であり、良いチームワークが発揮できればスタッフ・お客様双方の満足度が上昇する。チームで動く難しさと、チームワークを発揮出来た時の強力さを誰よりも知っている伊藤は妥協しない。

「自分が本気で変わりたいと思えば、変われます。失敗しても諦めない。湘南美容外科グループには努力し続けた人を引き上げてくれるチャンスと、自分を磨いてくれる人との出会いがあります。自分はまだまだ未熟ですが、そんな私を頼りにしてくれる後輩たちがいます。彼女たちのためにも、もっともっと成長していきたいです」

自分を変えることは簡単ではない。過去の自分の否定に繋がる怖さがあるからだ。しかし、何もしないままでは状況はずっと変わらない。休み休みでも、自分の力で一歩ずつ歩いていくことが必要だ。多くの人がぶち当たる「自分を変える」という高い壁。変化を恐れず、勇気を出して丁寧に自分を積み重ねてきた伊藤だからこそ、後輩が同じような道に迷った時に伝えられる表現がある。チームビルディングの見本となるクリニックを目指し、伊藤は今日も後輩の育成に力を注いでいる。

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