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国内初の産学官連携モデルによる「大規模ワクチン接種」への挑戦

神戸市で行われている、国内初の産学官連携モデルによる「大規模ワクチン接種」
SBCメディカルグループは何故「大規模ワクチン接種」に取り組むことになったのか、関係者から取組経緯や背景、実際の接種に関する話を聞いた。

楽天メディカルジャパン株式会社
企画管理本部 人事部 マネージャー
金子 明日香 氏


楽天ヴィッセル神戸株式会社
スタジアム本部 スタジアムエンターテイメント部 部長
菊地 隆之 氏


SBCメディカルグループ代表補佐
吉原 伯 氏

大規模ワクチン接種とは
ノエビアスタジアム神戸にて実施している、新型コロナワクチンの大規模接種のこと。
国内初の産学官連携モデルであり、迅速かつ効率的な接種を目指す取組である。
SBCメディカルグループは、医療従事者の確保やワクチン接種のみならず、ワクチン接種オペレーション構築にあたり医療上および効率性といった専門的視点から助言を行っている。

<連携する事業者・学校>
SBCメディカルグループ、神戸市、楽天グループ、楽天ヴィッセル神戸、楽天メディカルジャパン、および13の大学・医療機関

―はじめに、取り組みのきっかけを教えてください。
吉原医師「きっかけは楽天グループの三木谷さんからの声掛けによるものですが、お声がけいただく前からワクチン接種への参画を何度も検討していました。
本当は、SBCメディカルグループ(以下SBC)としてワクチン接種をしたかったのですが、手に入らなかったんです。役所に連絡をしたり、何とかワクチンが手に入らないか奮闘していた時に三木谷さんにお声がけいただき、参画を即決しました。」

通常はクリニックで外科手術などの医療行為を行う吉原医師だが、医療従事者としてコロナウイルス感染対策への想いは人一倍強い。

吉原医師「グループ内で災害対策本部長を務めているので、コロナウイルス感染対策への想いは強いと思います。
コロナ禍になってからは、クリニックで働くスタッフのコロナウイルス感染対策と向き合ってきましたが、感染者はもちろん、残されたスタッフも大変です。時には、お客様からも「感染者が出ているのに何で営業しているの」と厳しいお言葉もいただきました。
自分たちだけがコロナから身を守っていても意味がないと実感しましたし、社会全体のコロナウイルス感染者を減らしていく必要があると思いました。」

クリニックでの勤務を行いつつ、自らも問診を行う吉原医師。

美容医療のイメージが強いSBCだが、10以上の診療科目を抱え、病院経営も行う、総合医療グループとしての顔も持つ。
一人でも多くの人をコロナウイルス感染から守るべく、大規模ワクチン接種への挑戦が始まった。

民間医療機関だからこそのスピード感

大規模ワクチン接種の参画にあたり、SBCならではの強みが発揮されることになった、と吉原医師は話す。

吉原医師「三木谷さんからご連絡いただき、急ピッチで作業を進めていきました。ゼロベースから2週間で接種会場を作り上げることができたのは、SBCだからこそといえるのではないでしょうか。」

普段はイベントを行うノエビアスタジアム神戸。短期間で医療行為を行う大規模接種会場へと姿を変えた。

吉原医師を中心に、SBCのスタッフはクリニックの勤務を行いながらも現場に足を運び、会場設営などに対する医療知見を提供。
同時に医療従事者の確保を進めた。急な社内募集だったにも関わらず、全国から医療従事者やスタッフが集結し、無事に大規模ワクチン接種を開始することができた。

産学官の連携について

一日も早くコロナ禍が終息するよう、関連各社はできる限りの連携・協力を行う必要があった。
楽天グループは会場オペレーション設計やシステム設計、スタッフや必要物資の確保を、ヴィッセル神戸はノエビアスタジアム神戸の施設提供やスタッフ支援を、楽天メディカルジャパンは各大学・医療機関との調整を担当。
神戸市は実施主体としてワクチン接種オペレーション全体を指揮監督し、SBCは医療従事者の派遣や専門的知識の助言、と各社がぞれぞれの業務に責任を持ち連携することが求められた。

国内初の産学官連携モデルだったため、準備段階で発生した課題もあったという。
安全第一でありながらも「効率かつ迅速的な」接種を行うためのオペレーション設計が必要だったためである。

施設提供やチームドクター等の医療従事者を含むスタッフ支援等を担当した、楽天ヴィッセル神戸の菊地様に話を聞いた。

「ヴィッセルに関わるすべての人を幸せに」をクラブのアイデンティティに掲げるヴィッセル神戸。

―初期の課題や懸念点はありましたか?
菊地様「そもそもスタジアムが医療行為に適しているかがわからなかったんです。通常は試合などのイベント運営がメインで、過去大きな医療行為を行ったことがなかったので、施設内に不足しているものも不明でした。」

―どうやってその不安を払しょくされたのですか?
菊地様「医療従事者の方から助言頂き、一つずつ問題をクリアしていきました。接種場所が暗いと言われれば翌日には蛍光灯を付けましたし、できるだけ密閉空間にならないよう送風機も大量設置しました。来場される方だけでなく、スタジアムで働くスタッフにも安心して仕事をしていただきたかったので。」

―とはいえ、決定から2週間で会場を作り上げたスピード感はすごいですね。
「普段から、シミュレーションを立てて物事を進めていたので、次のアクションまでの実行が速かったのだと思いますね。今も、スタジアム来場者の年齢が弱年齢層に下がった場合は何が起きるだろう?と仮説を立てながら動くようにしています。タッグを組んでいるSBCさんの改善の早さやフットワークの軽さにも驚いています。」

普段からイベント運営のため神戸市や行政とのやり取りが多いことも、今回スピード感をもって接種会場を作り上げたことに寄与している。

菊地様「スピード感はもちろんですが、スタジアムという利点を最大限生かした導線も意識しています。私たちの目的は『コロナワクチン接種スピードを上げること』。そのためにはスタジアムに来場された市民の方に楽しんでいただくことが大事かなと。普段は入ることができない選手控室やピッチにも入っていただくことで少しでも楽しんでもらえると思いますし、口コミなどが広がっていけばコロナワクチン接種の予約率も上がると信じています。」

ワクチン接種の予約率を上げるため、スタジアム内には様々な工夫が。ヴィッセル神戸所属の選手も、一日も早くお客様に試合を観ていただけるよう協力を惜しまない。

ただ接種を行うだけではなく、スタジアム特性を生かした回遊の楽しさも味わってもらいたい、と菊地さんは笑顔で語ってくれた。

医療従事者の確保と医療知見の助言

大規模ワクチン接種にあたり、医療従事者の派遣は欠かせない。
特に1日5,000人接種規模の大規模接種会場では、1日あたり約80名の医療従事者を確保する必要があった。

本取り組みでは、SBCをはじめとする10以上の医療機関が医師・看護師等の派遣を行っている。
医療従事者の確保を含めて、オペレーション全般の課題解決を図るべく協力者間のコーディネートを行った楽天メディカルジャパンの金子様に話を聞いた。

ー今回の取り組みで苦労されたことはありますか?
金子様「関係者が多いので、意見集約には苦戦しましたね。できるだけ効率的に進めたいものの、医療行為なので万が一のことがあっては困ります。私たちはスピード感を重視しつつも、予診票の確認や医療従事者の使命感を最優先しています。そのおかげでコロナワクチン接種開始からトラブルもなく、市民の方からも好評いただいています。」

今何を改善すべきか、企業や職種の垣根を越えて連日スタジアム内を飛び回る。

ー1日約5,000人にワクチン接種するにあたり、やはりスピード感を重視されているのですね。
金子様「そうですね、今ではワクチン接種開始から終了まで3分で完了できるまでになりましたが、日々改善を繰り返している結果だと思います。1週間も現場に来ないと導線が変わっていることもあり、毎日何かしら改善し続けることができている証拠ではないでしょうか。」

ーなぜ連日改善し続けることが出来るのでしょうか?
金子様「現場に決裁権があるので、決定までのスピード感が早いこと。あとは各社が責任をもってリーダーシップを取っていることが大きいと思います。私たち楽天グループは所要時間の改善やシフト組みなど人的リソースで工夫できるところがないかを毎日考えていますし、SBCさんは医療従事者の目線で日々提案をくださいます。作業スピードが早いことはもちろん大事ですが、来場される方は不安を抱えていますので、医療行為を行う目線での改善提案はとても助かっています。」

複数関係者の連携による苦労はあるものの、各企業の強みを生かした改善を行うことができているのは、楽天グループが持つリーダーシップの力が大きい。

金子様「来場される方はワクチン接種を不安に思っています。できるだけ神戸市民の方の不安を取り除けるように、スピード感は持ちつつも丁寧な対応を心掛けていきたいですね。」

ー日々改善を繰り返されてきた中ですが、今後の課題を挙げるとしたら?
金子様「神戸モデルのノウハウをどのように広げていくかが今の課題です。私たちのリソースも限られているので、できるだけ知見を残して、市区町村が主体的に動けるようになるといいなと思っています。」

来場者にストレスや不安なくワクチン接種に進んでいただくことを考え続けてきた結果が、「思ったよりスムーズにワクチン接種できたし、ヴィッセル色が強いのもうれしい!」と神戸市民からの好評につながっている。

普段は入ることができない、選手控室やロッカーが経過観察室に早変わり。サポーターには嬉しい工夫がたくさん。

企業規模があったからこそできた社会貢献

ノエビアスタジアムで働く医療従事者のうち、最も多くを占めていたのはSBCのスタッフである。
短期間で、多くの医療従事者を確保できたのは、グループ規模が大きいSBCならではの強みといえるだろう。

吉原医師「社内で大規模ワクチン接種の公募をかけたところ、全国から多くのスタッフが手を挙げてくれてくれたことに、本当に感謝しています。
もちろんスタジアムに来ているスタッフだけじゃなくて、クリニックで支えてくれているスタッフがたくさんいます。SBCが持つチームワークを発揮することができたのではないかと思っています。」

―在籍スタッフ数が5,000人を超えるSBCだからこそ出来たことですね。
吉原医師「派遣人数が多いだけではなく、月単位でスタッフを現場に派遣できたことも大きいですね。1か月間同じスタッフがスタジアムで勤務を行うことによって、日々の業務改善につながり、より強い組織を作ることができました。本取組でメインの医療従事者になれたことは、SBCがもっと誇りに思っていいことだと思います。」

1日5,000人という接種人数を約80人の医療従事者で対応。スピード感を持ちつつも、来場者の不安を取り除けるよう全員が意識している。

ースタジアムの中でも、SBCスタッフはスピード感が早いと評価いただきました。
吉原医師「日々クリニック業務の中で、簡素化・統一化・スピード感を意識していることが、大規模ワクチン接種に活きているのでしょう。普段から、多くのお客様と接する中でオペレーションを簡素化してきたからこそ、無駄に気づくことが出来ているのだと思います。クリニック以外の場所でもリーダーシップを発揮できるほど、レベル感の高いスタッフが揃っていることが嬉しいですね。」

医療従事者としての誇り

神戸市の取組の後、福岡や仙台など他のエリアでも大規模ワクチン接種を行うことが決定している。

ー会場が増える分、医療従事者の派遣も大変になるのではないでしょうか?
吉原医師「スタッフの派遣数が増える分、クリニックで予約制限を行うことになります。ただ、今は目先の利益より社会貢献のため、一人でも多くコロナワクチンの接種をしたいと思っています。
我々は民間の医療グループだからこそ、予防医療に徹底することができる。病院ではコロナ患者の治療がメインだからこそ、クリニックで勤務する私たちが予防医療にしっかり取り組むことが大事なのではないでしょうか。」会社としては、現地に医療従事者が派遣されることによりクリニックの売り上げが制限される中で、社会貢献を優先したのは代表である相川の強い想いもあったからだと吉原医師は話す。

吉原医師「企業理念の“三方良し”の一つでもある“社会貢献”への想いがSBCには根付いています。もっともっと積極的に社会の課題を解決していきたいと思います。
コロナワクチン接種に関しては、大規模ワクチン接種だけではなく、職域接種のお声がけも複数企業からいただいています。今回の取り組みで培ったノウハウを生かして、引き続き予防医療に徹底します。」

国内初の産学官連携モデルとして、行政からの注目度も高い本取り組み。


西村大臣も視察に来られるほどの注目度。写真はスタジアム視察と記者会見の様子。

吉原医師「ワクチン普及が進む中、経済回復にまで携われるといいですよね。これからも社会の課題解決を根底に、世界一社会に貢献する“総合メディカルグループ”を目指したいと思います。」

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「全スタッフの物心両面の幸福を追求すると共にお客様に最高・最良の美容・健康・医療サービスを提供し世界一社会に貢献する伝説のメディカルグループになる」
企業理念をもとに、SBCの挑戦は続く。

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