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2025.11.21

CxO直下で経営基盤を堅牢に。若くしてSBCの「守りの要」を担う、女性管理職の挑戦

#スタッフ紹介#中途採用#新卒採用

PROFILE

2019年4月に大手都市銀行へ入行し、法人営業や国内支店向けDXの企画推進を担当。その後、コンサルティングファームのコンサルタント職を経て、2024年10月にSBCメディカルグループに入職。現在は総合企画部グループ長兼財務部グループ長として、グループの経営基盤を堅牢にすることをミッションに、管理会計の高度化、ガバナンス強化、M&Aを含むグループ再編など、幅広い分野で活躍している。

大手都市銀行とコンサルティングファームでの勤務経験を経て、SBCメディカルグループ(以下、SBC)に入社した梅村さん。現在、総合企画部グループ長と財務部グループ長を兼務し、グループの経営基盤づくりを牽引しています。入社1年で管理職に抜擢された梅村さんの多忙な毎日と、SBCで着々と成果を出し続ける秘訣について伺いました。

圧倒的なSBCのスピード感。CxO直下で経営視座を高める喜び

梅村さんは、大手都市銀行とコンサルティングファームを経てSBCに入社という経歴をお持ちです。どのような経緯でSBCに入社されたのか、これまでのキャリアを振り返っていただけますか?

新卒で銀行に入行したのは、経営に深く携わる仕事がしたいと考えたからです。銀行の法人営業では、経営者の皆様と直接対話しながら財務状況や経営課題について議論する機会を持つため、簿記や会計についての知識を習得できるとともに、経営に対する視座の向上や洞察を深められると考えました。加えて、私が入行した2019年は銀行業界全体にDXの波が到来しており、個人的に興味のあったデジタルイノベーションに従事できる可能性にも魅力を感じました。入行して法人営業を丸2年担当した後、DXの企画推進部で、法人取引のDX化を推進しました。その後、全く毛色の異なる部署に異動したことをきっかけに、自分はプロジェクトを推進していく仕事をしたいと、コンサルティングファームへの転職を決意しました。

コンサルティングファームでは、取引先の会社に駐在し、社内のDX化をお客様と共に推進する仕事を担当しました。国内外300社を抱えるグローバル展開企業の会計基準の統一や、経理業務のDX化にも注力しましたね。そんな中「ベンダーとして関わるよりも、自社側で内製化を担うポジションの方が自分に合っているのかもしれない」そう思い始めた矢先、銀行時代の元上司であり、現在の上司でもある方(人事・総合企画・DX CPO兼CHRO)から「SBCに入らないか」とお声がけいただいたんです。銀行時代に組織のキーパーソンだった元上司がSBCに転職されていたことに驚きつつ、その直下で働けることに大きな魅力を感じ、入社を決めました。

当時、美容医療業界にはどのようなイメージをお持ちでしたか?

美容医療は業界としての伸びしろがあり、勢いのある分野だと肌感覚で認識していました。実は以前、顧客として湘南美容クリニックを利用していたこともあるんです。

特にSBCは、Nasdaq上場をはじめとした美容医療業界初のチャレンジをしようとしている。今後大きく成長していく会社だと確信しました。SBCなら、元上司をはじめとする魅力的なCxOと関わりながら仕事ができるし、業務分掌に縛られず、さまざまなプロジェクトに携われます。財務基盤も安定している点も、入社の重要な決め手となりました。

実際に入社してみて、SBCで得られる成長スピードは、以前とは比べものにならないと感じています。まさか入社1年でグループ長という抜擢は、想像もしていませんでした。
社歴が短い中での管理職就任は、私にとっても大きな挑戦でしたが、「立場は人をつくる」という通り、上に立つと見えてくる世界があることを実感しています。その意味で、面白さ半分、プレッシャー半分という状況ですが、メンバーに恵まれ、入社して1年の私を信頼してついてきてくれることを、心からありがたく思っています。

SBCを志してくださる求職者のなかには、第二創業期である今、多くの魅力的なCxOと一緒に働けることにメリットを感じてくださっている方も多いようです。梅村さんはどんな実感をお持ちですか?

CxOと働けることは、ビジネスマンとして飛躍できる大きなチャンスです。銀行員時代には遠い存在だった大先輩から、直接フィードバックを高い頻度でもらえるため、自己成長のスピード感が格段に違うんです。私自身、グループ長という立場でメンバーを育成していますが、私が後輩に伝えられる視座と、CxOの方々が持っていらっしゃる視座の高さには大きな差を感じています。だからこそ、若い時期からすぐにCxO直下で指導を受け、経営目線を学びながら業務に生かせるSBCは、本当に貴重な職場だと思います。

私たちは、人生の多くの時間を仕事に割いています。私も、せっかく働くならその中で上り詰めていきたいですし、後輩に何かを返せるようキャリアアップし成長していきたいと考えていますが…、CxOの方々の域には、まだまだ遠くて追いつける気がしません(笑)。

現在、SBCは第二創業期と位置づけ、世界一の総合医療グループを目指しています。その目標に対し、梅村さんはどんな印象をお持ちですか?

2035年に日本一、2050年に世界一を目指すというのは簡単な目標ではありませんが、私はSBCなら叶えられる目標だと信じています。優秀なスタッフが揃い、日々活発な議論が行われている。そして経営者の承認が下りると、驚くべきスピードですぐに物事が動きだします。打つべき手をどんどん打っている様子を間近で見ていると、この高い目標もきっと実現できるという希望を感じています。本当に熱い経営陣が揃っているんですよ。CEOやCxOが、どこを向いて進んでいくかをしっかり打ち出してくれているので迷いなく進めますし、この会社にいて大丈夫だろうなという安心感があり、ありがたいなと思っています。

入社1年で経営の「守りの要」に。課題発掘から始める基盤づくりの醍醐味

現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

今は、財務部と総合企画部のグループ長を兼務しています。財務部はメンバーが3人、総合企画部はメンバーが6人で構成されています。現在40個ほどの案件を抱えながら、適宜各担当に振りつつ、自身も業務に入って遂行しています。案件相談の打ち合わせが毎日30分刻みで入っており、週に1回グループでの全体ミーティングを実施。上長への報告を欠かさず行いながら、プロジェクトを前進させています。適宜、経営会議にかけて決定した事項を実行していくのが、一連の業務の流れになっています。

40個もの案件を担当されているなんて、めまぐるしい日々をお過ごしなんですね。ところで総合企画部はどんなことをおこなっている部署なのですか?

以前、経営企画部という名前だった部署が、経営戦略部と総合企画部に分岐しました。経営戦略部が新業態の開発など、主に攻めの分野を担当するのに対し、私の総合企画部では、会社としての守りを固める部分が主軸です。経営管理高度化、ガバナンスの強化やコスト削減を徹底し、会社の地盤を強固にして成長を支える基礎固めをミッションとしています。
仕事内容は経営基盤領域に留まらず、M&Aを含むグループ再編や組織再編、人事戦略の検討、グループ全体の業績管理、銀行や市場からの資金調達検討など、担当領域を広げています。様々な案件に携わる中で、会社の理解が深まり、経営層が何を考え、どう会社を伸ばそうとしているのかという洞察が得られます。幅広い仕事に携わるのが好きな私にとっては、非常に魅力的な部署です。

具体的には、どのように仕事を進めているのでしょう。

まずは課題の発掘から。先日も、オフサイトと呼ぶ半日程度の時間を設け、上長と総合企画部全員で集まりました。ここでは、「会社の経営課題は何か、それに対する打ち手に何が考えられるか」という企画のネタ出しに注力します。

経営課題を考える際は、世の中にあるフレームワークを用いて、ヒト、モノ、カネといった経営の基本要素だけでなく、医療法人としての課題やグループ全体の課題などを分解し、分析します。加えて、日々自分が感じている課題に対しても、本質的な課題や解決策がないかを深掘りしていきます。

もともと私は銀行の法人営業時代も、お客様の課題を見つけ、そこに対するソリューションとして銀行から何を提案できるかを常に考えていました。SWOT分析や財務分析など、様々なアプローチで経営課題を考察していましたが、当時は課題が与えられ、その解決策を考えるのが主でした。SBCでは、「企画担当者なら、企画を生み出せないとだめだよね」という上長の考えに基づき、常に企画する視点で物事を考えるようにしています。

大切なのは、“常に課題感を持つこと”です。メンバーには25年入社の新入社員も数名います。大学を出たての彼らには、一人で企画を生み出すのはまだ難しいため、前述のようなオフサイトの機会を設けて一緒に議論をしています。その中で、CxOや私がどのような考え方で課題を見つけ出し、打ち手に変化させているかを学んでもらい、トレーニングを積み重ねていく。社会人経験が浅くても、若者らしい斬新なアイデアが出てくることもあるんですよ。

今までどんなプロジェクトを推進されたのか、教えていただけますか?

DXの具体的なプロジェクトとしては、現在も推進中のクリニック受付自動化があります。お客様が来院された際に、スタッフが番号札を渡すのではなく、タッチパネルやiPadなどの機械端末が受付業務を担う仕組みです。また、私自身がプレイングマネジャーとして最も深く関わっているのが、管理会計の高度化・作成自動化です。経営層が正しくかつ迅速に意思決定をするために、必要な情報をシステム上に集約・一元管理し、集計を自動化することで人的ミスや工数を大幅に削減するプロジェクトを進めており、社内のさまざまな部署と連携しています。

このようにDXや業務効率化を考える機会は多いものの、私自身がSBCでの現場経験がないため、現場が何に困っているのか見えてこない部分もあります。そのため、受付自動化のプロジェクトの際にはクリニックをいくつも回らせていただきました。常に現場の働きやすさを意識しつつ、現場の人たちにとって、私たちが遠い存在にならないよう、本部と現場をつなぐ新たな仕組みづくりも考えています。

自責思考と責任感でやり抜く。仕事も家庭も諦めないロールモデルへ

メガバンクやコンサルの経験を経て、SBCに新風を吹き込んでいる梅村さん。日々の業務を回す「梅村流」の仕事術について、ぜひお聞かせください。

私の仕事は、SBCが掲げる理想と、現状のギャップを埋めるため、課題に対して手を打っていくものが多いのですが、自身としても取り組んだ経験のない分野の案件を任されることもしばしばあります。

そのように、新しい課題に向かう際には、まずはChatGPTに聞いてイメージをつけてから、「まずはやってみよう」の精神でタスク設計を速やかに進めます。粗くても全体設計を形にした段階でCxOとすり合わせし、具体のタスクを実行に移していく。実行途中でも都度上長へ報告、フィードバックをもらいながらタスクを遂行していく。その繰り返しです。その後、関わっているプロジェクトが落ち着いたタイミングで抽象化することも私のルーティーンです。「このプロジェクトで学んだことは何だったんだろう」「他案件にも活かせることはないか」と要素を洗い出しながら、そのタイミングで文献に触れ、自分の理解を再確認し、理解が足りない部分は積み上げていきます。

また、日々の振り返りも欠かしません。私は毎日OneNoteに、自分が抱えている40個のタスクの進捗を記載して、仕事終わりにチェックしています。今何がボトルネックになっているのか、何を確認しなければいけないのか、何を今日中に終わらせなければいけないのかを洗い出して、管理しています。

ご自身の強みはどのようなところだとお考えですか?また、壁にぶつかった時の対処法を教えてください。

責任感の強いところでしょうか。何事もやり切るということは強く意識しています。案件数が多く難易度も高いため、しんどいと思うこともありますが、しっかりと自分で期限を決め、自分の責任のもとでやり抜くこと、困ったことがあったら投げ出すのではなく、きちんと上席に相談して決着をつけていくのも私流。また、何事も、自責思考で考えるようにしています。

壁に直面したら、私は頭を完全にリセットするようにしています。全てを忘れてお風呂に入り、アイスを食べる(笑)。そして、意識的に「これはできた」、「あれはできた」という成果を見つけに行って、自分を褒めるというルーティンを実行しています。このプロセスを経てもう一度仕事に向き合い始めると、自己肯定感が下がりにくいというか、メンタルを良好に保てるんです。仕事がしんどくなったら、好きなアイドルの写真を見て活力をもらいながら、仕事に向かっています。

梅村さんはこの先、会社の中で、どんな存在になっていこうと思われているのでしょうか?

様々な打ち手に対する成果をしっかり出していきながら、会社にとって有用な人財になっていきたいですね。それに加え、女性として家庭やプライベートも充実させながら、仕事も諦めたくない。仕事とプライベート、どちらも両立していきたいと強く考えています。

そもそも私は働くことが好き。自分の働きで何かを生み出せることに達成感を感じ、それが仕事の原動力なんです。現在はかなり多忙なのが悩みどころでもありますが、新卒を含む多くの女性社員がいる中で、「あの忙しさでも、家庭と仕事を両立できるんだ」というマイルストーン、つまりロールモデルのような存在になれると嬉しいなと思っています。

めまぐるしく変わり続けているSBCにはどんな人財に来て欲しいですか?

まずは成長したいという強い思いを持っている人ですね。そして、いろんなことをやってみたいという意欲や情熱を持っている人にも是非仲間に加わってほしいと思います。SBCは、さまざまな案件に携わることができ、CXOの方々と一緒に働くことができる稀有な環境です。日々、頭の回転を速めながら知識と経験をつけることができるので、成長できること間違いなしです。情熱さえあれば、なんとでもなります!

ビジネスマンとしてのキャリアと女性としての生き方を模索しながら、生き生きと活躍されている梅村さん。CxOに負けず熱い想いを持ちながら、入社1年後に管理職へキャリアアップされた姿は、後輩たちの目標となることでしょう。本日はどうもありがとうございました。

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