リアルボイス

2025.09.01

審美歯科の歯科衛生士は、お客様の人生を輝かせるお手伝いができる仕事。信じて進んだ先に、見えてきた景色

#スタッフ紹介#お仕事紹介#中途採用

PROFILE

湘南歯科クリニック仙台院に歯科衛生士として入社後、セラミックやホワイトニングなど審美歯科領域においてお客様に寄り添った対応を徹底し、多くの信頼を集める。その後、湘南歯科クリニック池袋院の立ち上げに参加。現在は池袋院で副主任を務める。社内表彰の受賞歴もあり、確かな技術と丁寧なコミュニケーションで、後進育成にも力を注いでいる。

一般歯科や小児歯科、デンタルエステなど、幅広い分野で経験を重ねてきた歯科衛生士・朝比奈さんが湘南歯科クリニックに入社したのは2017年。以来、お客様に真摯に向き合いながら信頼を築き、現在は副主任としてクリニック運営にも携わる存在へと成長を遂げました。

今回は、審美歯科の歯科衛生士を志したきっかけから、これまでの歩み、これからの展望についてお話を伺います。

憧れ続けたSBCへの思いと、入社までの道のり

朝比奈さんが審美歯科に興味を持つようになったのは、どのような経緯があるのでしょうか。

SBCメディカルグループ(以下、SBC)に入る前、私は歯科衛生士として、主に保険診療の治療に携わっていました。

一般歯科では、痛みや違和感といった明確な症状が出た状態で来院される方が大半を占めます。症状を取り除くことが診察の目的であり、待合室も明るい雰囲気ではありません。
そもそも保険診療では、一人あたりの診療時間を短くして回転率を上げなければならないというのもジレンマでした。お客様の歯をしっかりクリーニングしたいと思っても、限られた時間の中では、知識や技術をしっかりと提供することはできず、歯科衛生士としての限界を感じたんです。個人院だと院長の機嫌や方針に左右される場面もあり、この環境でモチベーションを維持するのは難しいとも思いました。この先、歯科衛生士として何に挑戦しよう、と思ったときに審美歯科という選択肢が頭に浮かびました。

審美歯科には、“虫歯や痛みはないが、見た目を変えて笑顔に自信を持ちたい”、“出っ歯を治して自信を持ちたい”といった、より積極的な動機を持った方々が老若男女問わず来院されます。私の目には、審美歯科が「お客様の人生を輝かせるお手伝いができる仕事」のように映りました。 “お客様の声に丁寧に耳を傾け、じっくりと向き合う時間を確保できる環境で働きたい”と思っていた私にはぴったり!今の世の中、美容医療の市場はますます広がっているし、審美歯科の歯科衛生士も需要が高まるはずだと考えていた矢先に、湘南歯科クリニックの存在を知ったのです。

湘南歯科クリニックに興味を持ったきっかけはなんだったのでしょう。

プライベートで湘南美容クリニックに行った際、コンシェルジュの接遇力に感動したことがきっかけでした。“SBCの接遇力は、どのような教育体制から生まれているのだろう”と興味を持ち、調べていく中でSBCに歯科部門があるのを知りました。

当時住んでいた仙台では、審美歯科が“高額で不透明”といったイメージを持たれることも少なくない状況でした。そんな中、SBCのHPや口コミを読み、企業理念や姿勢に共感が持てたんです。とくに“三方良し”の考え方に基づいた経営理念、企業としての歯科医療のあり方に関心を持ちました。リアルボイス(スタッフインタビュー)も熟読しましたよ! “SBCは、やりたいことを実現するために計画を立てる人を、全力で応援してくれる会社”という先輩がたの言葉が心に残りました。

審美歯科として多くの実績があるSBCなら、マウスピース矯正やセラミックなど、新しい治療法にもどんどん触れられる。ホワイトニング向けの新しい材料や、幅広い色に対応できる詰め物など、最新の情報もきっと集まってくる――。いろいろな歯科医院を経験した私だからなおのこと、歯科衛生士としての集大成がSBCの審美歯科だという確信がありました。

ただその時は関東圏の募集しかなくて応募できず、ホワイトニングやデンタルエステを扱う歯科に勤務しながら常にSBCの求人情報をチェックし続けて…。そんな時に仙台院の開院情報が発表され、求人が出た瞬間、迷わずエントリーしました。「あの出会いは偶然ではなく、必然だった」と今でも感じます。

セラミックとの出会いが教えてくれた、審美歯科の奥深さと可能性

今までの業務で、最も印象に残っているエピソードはなんでしょうか。

特に印象深いのは、“付加価値を与える”ことができたと感じた経験です。

SBCにおいてセラミックはメイン治療の一つですが、その工程で装着する仮歯に対する考え方が、私にとって非常に衝撃的でした。一般歯科にいた頃、仮歯はあくまで「かぶせものが完成するまでの一時的なもの」であり、見た目は重要ではありませんでした。しかし、当時の仙台院の院長である柿野医師(現・大阪心斎橋院院長)に、「仮歯の時点でお客様の理想に近づけることができるようになりなさい」、そして「見た目だけ良くてもだめ。口腔内の環境を機能的にも整えて改善に導くのがあなたの仕事だ」と教えられたんです。

医師の教えに従って必死に練習し、できるようになるとさらに次の課題が提示される。それをクリアするためにまた必死に練習する…、その繰り返しでした。医師からの日々のフィードバックのおかげで、「デキる衛生士になりたい」というぼんやりとした目標ではなく、「いつまでに・何を・どのようにして」達成するのかという、ゴールから逆算して判断する癖が身に着きました。その頃から徐々に私のシフトに合わせて来院してくださるお客様が増えるようになったんです。ときには海外からも!柿野医師からは「付加価値を与えられている証拠やん、良かったやん」とみんなの前で称賛していただき、その日は帰宅してから嬉しさのあまり泣いてしまいました。

その後、池袋院の開院立ち上げのお話をいただき、異動することになるのですが、柿野医師から「あなたに教えられる僕の知識や技術はすべて教えた。今のあなたなら、どこにいってもエースになれる!」と送り出していただきました。“付加価値を与えること”が、今の私の技術力やキャリアのベースになっていると思いますし、働くモチベーションにもつながっています。

そのときに身に着けたセラミック治療の技術で、今もお客様の笑顔を作り続けているのですね。

「自分の歯を削るのは最終手段」と考え、不安を感じていらっしゃるお客様も少なくありません。ただ、削った部分には歯と同等の強度をもつジルコニアやセラミックを隙間なく装着するため、アフターケアさえ適切に行えば、半永久的に天然歯と同じ役割を果たしてくれる歯になります。お客様ご自身が適切にメンテナンスできるよう丁寧にレクチャーすれば、その後もずっと笑顔で過ごしていただけるのがセラミック治療だと考えています。

近年、芸能人の方でもセラミックを取り入れられる方が増えている影響からか、セラミックにしたいというお客様のご要望は増えている気がします。実際に友達からも質問されることが増えました。「SBCってセラミックを導入したのが一番早かったよね。やっぱりセラミックをするならSBCが良さそうだね」なんて、歯を削るのに抵抗があると言っていた友人が身を乗り出して聞いてきます。実は私自身も、歯の表面を削ってセラミックを付ける“ラミネートベニヤ”をしていて、とても気に入っているんです(笑)。
審美歯科への関心の高まりは、私たちにとっては追い風!今後も、セラミックの良さをどんどん伝えていきたいなと思っています。

教育制度と仲間の存在が、歯科衛生士としての私を育ててくれた

湘南歯科クリニックの魅力はどんなところにありますか。

SBCは、歯科衛生士にしても他の職種にしても、とにかくレベルが高く、私が対応に入れないときにも安心して任せられます。私が業務に立て込んでいると、率先して助けてくれる。お客様にご満足いただけるまでしっかり最後まで時間をかけて対応することができるのも、仲間のおかげ、クリニックのチームワークのおかげだと思っています。

スタッフのレベルが高いのは、ポテンシャルが高い人が採用されていることに加え、入社後の充実した教育体制にも理由があると思います。入社時に「自分は何が得意なのかわからない」「歯科衛生士になりたてで、知識や経験が浅くて自信がない」という人も、年次や職位別に勉強会や研修などのあらゆるフォローアップが整っているので、みんな数年でどんどんスキルアップしていっています。SBCは上昇志向の人が多くて刺激的ですし、頑張った分だけ評価されるので自信をつけることができるのも誇れる部分です。

要望を復唱して確認する、最後まで寄り添う。お客様の“本音”に迫るコミュニケーション術

朝比奈さんが、こうして常にモチベーションを高く保ち続けていられる秘訣はどこにあるのでしょうか。

口もとを変えたいと思ってご来院されるお客様は、 “これからの人生を豊かにしたい”という気持ちがあると思うんです。人って、初対面で相手のどこに視線がいくかと考えると、やはり顔。そのときに歯がキレイかそうでないかで、その人のイメージって180度変わると思うので、そう考えれば歯科衛生士は人の人生に大きく関与する、責任のある仕事ともいえますね。

前向きな思いとかすかな不安を胸に診察台に座るお客様に対し、私たちが流れ作業で対応したら、きっとお客様のイメージとギャップが生じ、クレームにつながってしまいかねない。だからこそお客様の不安要素を取り除いて、自分たちのできる最大限でお客様の夢を叶えたいという気持ちで対応しています。

お客様の本音を引き出すために工夫していることは何かありますか。

私は常にご要望を伺う際に、復唱して「こういうことですね?」と確認するようにしています。お客様がなかなか本音を言えずにいるのは、“今まで他のクリニックで嫌な思いをしてきているから”。今までの歯医者では「どこもこんなもんだよ」「他のクリニックに行っても一緒だよ」と言われ、きちんと話を聞いてもらえなかった。「SBCならきっと話をちゃんと聞いてくれると思って来ました」とおっしゃる方も少なくありません。私はこれ以上“どの歯医者に行っても満足できない”というお客様を増やしたくなくて、「私と出会えたからもう大丈夫」という気持ちで接しています。

なるほど、朝比奈さんがお客様からの信頼が厚い理由がよくわかります。

お客様は医師の前では緊張してしまう方もいらっしゃるので、私は常に、「今日医師に聞きたいと思っていたことを、全て聞けていますか?」とお客様にお伺いすることもしています。すると「実はこういうことを聞いておきたかった」「こんな治療は可能ですか?」とお客様から質問があふれてくる。それに対してきちんとお答えし、不安なく治療を続けていただけるように心がけています。

お帰りの際には、「今日、初めての治療できっとたくさん緊張されましたよね。ご帰宅後に『聞き忘れた』『こういうことも聞いておけばよかった』ということがあれば、コールセンターでもクリニックでもいいので、ご連絡いただければお答えします」とお伝えすることも忘れずに。クリニックから帰った後までサポートしてくれると思っていただければ、さらにご安心いただけると思うので…。おかげさまでお客様の事後アンケートでは「自分の本当の気持ちを言えるように促してくれた」「自分に寄り添ってくれた」というお声を頂戴することも多く、それが嬉しくてさらに仕事を頑張れています。

今度は私が未来の歯科衛生士の背中を押して、可能性を広げたい

朝比奈さんは、歯科部門独自の社内表彰式で優秀スタッフ賞も受賞されたと聞きました。

これまで表彰された経験なんてなかったので、自分がやってきたことが認められたような気がしてとても嬉しかったです。でも、私としては全力でやってきたに過ぎないんですが…。

思い当たる受賞理由は、役職が不在の他のクリニックに長期のヘルプに入り、入社したばかりの歯科衛生士2名を育てたり、係活動を手伝ったりしたからかな。あとは顧客満足度調査でお客様から感謝のお声を頂戴していたことが評価されたのかもしれません。

SBCには、何かいい仕事をした人に対してすぐに称賛する文化があります。社内表彰式での受賞もその一つ。クリニック内でもインカムを通じて「助けてくれてありがとうございます!」「朝比奈さん、さすがです!」という感じに、すぐに褒めてくれる。いつもみんなが自分の行動を見守り、評価してくれる環境は本当にありがたいですね。頑張っている人をフォローする文化に励まされながら、歯科衛生士としても人間としても成長させてもらいました。そのおかげで、継続が苦手な私が10年近くも働き続けられたんだと思います。
クリニック内でも、「お客様に認められ、自分たちも働き甲斐があって、売上も上がるクリニックにしていきたいよね」という未来の話もよくするんです。クリニック内で常にポジティブな話ができるのもSBCならでは、ですね。

そんな朝比奈さんのこれからの目標を教えてください。

まずは主任を目指し、その後、自分に可能性があるのであればエリアマネジャーになるのもいいなと思っています。やる気と才能のある歯科衛生士をどんどんSBCに入れたいという気持ちが強くなりました。

SBCで働く中で、私は歯科衛生士としてだけでなく、人としても大きく成長することができました。SBCは、誰もが目標に向かって進むきっかけをくれる、素敵な会社です。だからこそ私は、その魅力をもっと多くの人に伝えていきたいなと思っています。可能性を秘めた歯科衛生士たちの活躍の場をもっと広げていきたい。それが私自身の、次の目標でもあります。

お客様の人生を前向きに変えていきたいという、歯科衛生士としてのあり方に深く感銘を受けました。今後も、現場でお客様に寄り添う歯科衛生士として、そして役職者としてチームを牽引し、後進を導く存在として、朝比奈さんのご活躍を期待しています。本日は貴重なお話をありがとうございました。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket