リアルボイス

2026.07.07

エリアマネジャーが「永遠のギバー」として組織を育てる理由 ― スタッフがのびのび働ける職場づくり

#スタッフ紹介#お仕事紹介#中途採用

PROFILE

看護師として一般病棟で勤務し、2014年5月にSBCメディカルグループ(以下、SBC)へ入社。クリニックの立ち上げ支援などを通じて幅広い経験を積み、副主任・主任へとキャリアアップ。2022年よりマネジャーとして複数クリニックの管轄に携わったのち、2024年6月より広島エリアのエリアマネジャー兼主任として湘南美容クリニック久留米院へ着任。2026年のSBC AWARDにて、後進の育成とクリニックの成長への貢献が評価され「ゴッドマザー賞」を受賞。

一般病棟での勤務を経て、現在はSBCでエリアマネジャーとして活躍している田中さん。2026年の社内表彰式「SBC AWARD」にて「ゴッドマザー賞」を受賞した彼女に、これまでの歩みと後輩育成にかける想いを伺いました。

大変だった病棟勤務。見かねた母が美容看護師の道を勧めてくれた

田中さんが看護師を目指されたきっかけからお伺いできますか?

私が中学生の時に父親が大腸がんの診断を受けたんです。身内に医療従事者がいなかったので、私自身が看護師になって、父のように病に悩む方に寄り添いたいと思ったことがきっかけです。

看護学校卒業後は一般病棟で働いていたのですが、人の死に向き合うことがしんどくなったり、患者様とご家族様の板挟みになるのが辛かったり…。毎日泣きながら仕事から帰る私を見かねて、母が「昔から美容看護師が気になっていたよね、今挑戦してみたら?」と言ってくれたんです。母に背中を押されて、難関と言われるSBCをダメ元で受けたところ、無事に内定を獲得できました。気づけば今年で入社12年目になります。一般病棟時代も転職を経験しているので、美容看護師になってもまた転職するだろうなと、入社当初は思っていたんですよ。正直、自分でもこんなに長く働くとは思っていませんでした。

田中さんが、SBCを辞めずに働き続けられた一番の理由は何ですか?

やっぱり「人間関係がよかったから」に尽きますね。向上心があり、人に優しく素直で魅力的なスタッフがSBCには多いと思います。私自身、SBCに転職後いくつかのクリニックを経験しましたが、どのクリニックも素直な人が本当に多いんです。

また一般病棟の場合、医師とスタッフの間に壁があることも。しかし、SBCは医師もスタッフもちょうどいい距離感でお互いの意見を尊重しあって働ける、とても良い環境です。SBCは医師、コンシェルジュ、看護師、三位一体の協力体制がないとうまく回らないため、チームワークが大事なんですよね。

現在、田中さんはエリアマネジャー兼主任という立場ですね。役職について大変だったことはありましたか。

現在の業務バランスはクリニック業務が8割、マネジメント業務が2割ほどで、湘南美容クリニック久留米院に勤務する時はお客様対応やオペ介助に入ることが多いんです。その中でエリアマネジャーとしての最大の役割は、「医師とスタッフの橋渡し役」になることだと感じています。多くの医師が自身の技術に強い誇りと自信を持たれているからこそ、クリニックのスタッフと意見が食い違ってしまうことも。そんな時は、私から医師に「ちょっとしたことでも良いので、スタッフに声をかけていただけると、みんなすごく喜びますよ」と、間に入って直接お伝えするようにしています。お互いが気持ちよく働ける環境づくりが、この役職の難しさであり、やりがいでもあります。

院長・スタッフと組織を立て直して受賞に導く。その後、自身も「ゴッドマザー賞」を受賞

入社して1番嬉しかったエピソードを教えてください。

SBC AWARD(※1)で配属先である湘南美容クリニック久留米院が優秀クリニック表彰のGrowth部門(※2)にて一位を獲得したことですね。久留米院は2024年9月に新院長が着任したのですが、一般病棟からの転職で院長経験がなかったこともあり、当初はスタッフとのコミュニケーションや距離感に少し戸惑われている様子でした。

そこで、院長と何度も対話を重ねることにしたんです。院長の「スタッフから信頼されたい」という本音をきっかけに、模索しながらもスタッフと院長の間で手を離さずに絆を作り、支え続けました。チームが一丸となった結果、怒涛の1年を経てSBC AWARDのクリニック表彰で一位に。表彰式の壇上で院長がスピーチをしてくれた際は、これまでの歩みを思い出して壇上の3人全員が号泣してしまうという感動的な一幕もありました(笑)。それまでの努力がすべて報われた、最高の瞬間でした。

(※1)SBC AWARDとは、SBCメディカルグループで2015年から毎年開催されている、優秀な成績を収めた組織やロールモデルとなるスタッフを表彰する式典のこと。
(※2)優秀クリニック表彰のGrowth部門とは、優れた成果を収めた全国の小型クリニックを対象に贈られる部門賞のこと。

苦しかった1年があったからこその受賞だったんですね。クリニック賞を取ったときの、スタッフの皆さんの反応はいかがでしたか?

受賞を目標に掲げてはいたものの、みんなにとっては「どこか雲の上の話」みたいな感覚だったみたいで(笑)。受賞が決まった時にも、役職者である私に「おめでとうございます」と言ってきたので、「違うよ。みんなが取った賞だよ、すごいのはみんなだよ」と言ったんですよ。湘南美容クリニック久留米院はスタッフ一人ひとりが協力的で、素直で優秀な子が多い、自慢のクリニックです。

さらに、2026年のSBC AWARDで田中さんご自身が「ゴッドマザー賞(※3)」を受賞されました。すごいですね!

正直、なぜ自分が受賞できたのか、いまだに不思議な感覚です。ただ、とても名誉ある賞をいただいたことに感謝の気持ちしかありません。もちろん私だけの力ではなく、今まで私を育ててくれた先輩方、エリアマネジャーである私を信じてついてきてくれた、広島エリアの仲間たちのおかげだと思っています。

広島エリアの役職者たちが各々リーダーシップを発揮し、心理的安全性の高い職場を目指して自ら変わろうと努力してくれている。だからこそ私自身も頑張れますし、彼女たちの姿勢がスタッフへ伝わることで、業績の安定した成長にも繋がっているのだと感じています。

(※3)ゴッドマザー賞とは前向きな挑戦と後進の育成を通じて、クリニックの成長に貢献した主任・エリアマネジャーへ贈る個人賞のこと。

見返りを求めず、与え続ける。「永遠のギバー」として組織を育てる理由

田中さんのお話を伺っていると、「ゴッドマザー」の名前通り、スタッフを包み込むような温かさ、おおらかさを感じます。ご自身の仕事や考え方で大切にしていることは何でしょうか?

京都の鈴虫寺で聞いた「和顔愛語 先意承問(わげんあいご せんいしょうもん)」という言葉を大切にしています。常に笑顔と思いやりの言葉をかけ、相手が望むものを先に察して自ら手を差し伸べていく。見返りを求めず、周囲に与え続ける「永遠のギバー」でありたい。それが私の行動の軸になっています。これはマネジャーとして参加した経営学の外部研修でも学びました。役職者が笑顔で、スタッフが頑張れる環境でないと組織は成り立たないんです。だからこそ役職者には「スタッフに感謝をしっかり伝え、常にスタッフがどんな状況にあるか気を配れるようになると、相手の顔を見ただけで、何を感じているかわかるようになるよ」と伝えています。

田中さんは組織のリーダーとして完璧のように思えます。これまでに「失敗したな」と痛感された経験はあるのでしょうか。

ある時、スタッフから「田中さんは判断力がありすぎて相談できない」と言われたことがありました。信頼していないわけではないのですが、先が見えてしまうが故に、相手の言葉を遮って「こうすればいいよ」と私が考える正解を先回りで被せてしまっていたんです。

本当は一度本人のやりたいようにやらせてみて、後から一緒に振り返るべきでした。私が正解を出してしまうことでスタッフを悩ませ、思考を停止させ、何も言い出せない環境を作っていた。その結果、私に相談できなくなったスタッフがさらに上の上司を頼るしかなかったと知り、本当にショックでした。上司からも「影響力が大きいのだから、言葉を選んで発してね」と言われてはっとしたんです。

その失敗を経て、スタッフとの関わり方はどのように変わったのですか?

まずはスタッフの意見を最後まで聞き、実現可能なら一度やらせてみる、と心に決めました。リーダーが正解を決めるのではなく、本人に選択肢を与えることが大切だと気づいたからです。朝起きることも、仕事に行くことも、すべての行動は自分が選択しています。自分自身で選び取ることこそが、その人の人生を豊かにしていくのだと思います。

またあるときは、「私の気持ちなんて、田中さんには分かりませんよ」と壁を作られることも。そんな時、私はつい「分かるよ」って返してしまうんです。「役職者として言っちゃいけないかもしれないけれど、私だって逃げ出したいと思う時もあるし、仕事を辞めたいと思ったことなんて何回もあるよ」って、つい本音で話してしまう(笑)。

「でも、私は1分1秒でも楽しく働いていたい。それに、私はこの会社が本当に好きだから、今も辞めずに続けられている。SBCは本当に優しい環境で、自分を受け入れてくれて、失敗した時にも寄り添ってくれる。こんなに素敵なスタッフに囲まれて仕事ができる職場は初めてなの。」とスタッフと一緒に涙を流しながら話すこともあります。そんなときも「私もそう思います」って笑顔になってくれる子ばかりなんです。

「責任は私が全部取るから、後輩にはのびのびと挑戦してほしい」

リーダーとして、どんなお気持ちで後輩に接しているのでしょうか。

身の回りで起きることはすべて自分の責任、というのが私のスタンスです。だからこそメンバーには、安心してのびのびと働きながら、技術や知識の向上による成長を楽しんでほしい。もし仕事で何かあっても「責任は全部私が取るからね」と日頃からスタッフには伝えています。

みんなにはとにかく挑戦してほしいですし、特に自分に自信が持てない子にこそ、小さなことでもいいからチャレンジしてみてほしいなと勧めています。

そこまで後輩を信じてすべてを与えられるようになったのは、田中さんご自身もSBCで大きな成長を遂げられたからなのでしょうか。

そう思います。もしSBCに入っていなければ、今の私はありません。家族にも「SBCに入ってから本当に楽しそうだし、変わったね」と言われます。以前の私なら、会社や組織のために自ら学ぶなんて考えもしなかった。でもこの会社で様々な経験を積むうちに、組織をより良くするために今の自分に何ができるかを主体的に考え、率先して学べるようになりました。そうして得た学びを、今度は後輩たちのために活かしたい、と思えるようになったんです。SBCには人間として、本当に大きく育ててもらったなと感じています。

人間として大きな成長を遂げた田中さん。今後挑戦したい目標は何ですか?

これからのSBCを引っ張っていく後輩たちの育成ですね。彼女たちにはもっとのびのびと輝いてほしい。だからこそ、どんどんチャレンジしてもらい、もし足りない部分や困ったことがあれば、私が全力でそれを補い、守っていきたいと思っています。

スタッフ一人ひとりの小さな変化に気を配り、心理的安全性の高い職場を築き上げてきた田中さん。「永遠のギバー」として、そして深い愛情を持つゴッドマザーとして、これからも多くの後輩たちを輝かせていく姿を期待しています。本日はありがとうございました。

 

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